保育士の育児応援ブログ
あした星
1歳

子どもの発語について③〜特性と関わり〜

あぼ
あぼ
こんにちは、あぼです!

子どもの発語について①

子どもの発語について②の続きです。

 

 

について、連続で書いています。

 

今回は最終回。

だいぶ長くなっちゃいましたが、一気に完結させます!

 

③発語と子どもの特性

④発語を促す関わりについてです!

発語と子どもの特性

どんな性格?

前回の記事の終わりに、

「必要性を感じないと、話したい気持ちもあまり出てこないかも」

と書きました。

成長って、”できるようになりたい!”という気持ちが原動力になっていくので、

”できるようになりたい!”と思う機会が沢山あると沢山成長できると思うんです。

 

ところで、あなたのお子さんはどんな性格でしょうか?

好奇心旺盛な子、慎重派な子、人見知りする子、大胆な子、のんびりマイペースな子…

子どもの数だけ、それぞれ性格もありますよね。

 

例えば、

好奇心旺盛な子は、新しいことにすぐ興味を示しパッと飛びつくかもしれません。

のんびりマイペースな子は、新しいものを見つけてもとりあえず手元にあるおもちゃで気の済むまで遊ぶ方を選ぶかもしれません。

慎重派の子なら、興味はあるけどすぐには飛び付かずに、遠くから見て様子を伺っているかもしれません。

 

同じ”新しいこと”が目の前に現れたとしても、

100人の子どもがいれば100通りのアプローチがあるんですよね。

もちろん、その”新しいこと”自体に興味がないかもしれませんし。

 

その”新しいこと”が、

言葉だったらどうでしょう?

言葉の場合も同じで、100人の子どもがいれば100通りのアプローチがあります。

だから(これだけが理由ではないけど)、

発語のタイミングもそれぞれだし、

発達と気持ちが複雑に絡み合っているから個人差も激しいんだと思います。

 

でも安心してください。

言葉って、これから生活していく上でぜっっっったいに必要ですよね。

だから、

もれなく全員が”できるようになりたい”と思うようになり、練習を始めます。

だから急かす必要なんてないんです。

その時が来るまでドンと構えて待っていてあげてくださいね。

 

成長はインプットとアウトプット

言葉の習得に限らず、

成長とはインプットアウトプットの繰り返しです。

情報を仕入れ、それを表現し、そこから得た気付きをまた表現する…

 

言葉も同じです。

産まれた瞬間からずっと聞こえている音を、赤ちゃんはずっとインプットしています。

時にはクーイングや喃語としてアウトプットしながら。

 

ところで、その方法にもまた性格が表れるんですよね。

本当に面白いです!!

(こういう話大好きです)

 

その方法は、大きく分けて2種類あるんじゃないかなと私は考えています。

※名前は私が勝手に決めてます(笑)

①完全吸収型

このタイプは、

とにかく情報を仕入れて、仕入れまくって、

”よし満足!もう大丈夫!”

ってなってから一気に出していく感じです。

ちゃんとインプットを繰り返しているので、

大人の言ってることも大体わかってるし、

言葉に頼らないコミュニケーション(=ノンバーバルコミュニケーション)

もとっても上手です。

 

そしてある日、急に喋り出したかと思うと、

オレ
オレ
え?なんで知ってるの?

ワタシ
ワタシ
そんなことも覚えてるの?

なんてことが多くてかなりびっくりします。

 

だから、家庭内での会話には気をつけてください!

結構、確実に聞いてます(笑)

そして時間差で保育園などでペラペラ喋り出し、家庭のことが園に筒抜けになったりします(笑)

このタイプの子は、

発語がゆっくりなパターンが多いかなと思っています。

慎重派人見知りマイペースな子等に多いような気がします。

 

②試行錯誤型

このタイプは、

”少し情報を仕入れたらすぐやってみよう!”

トライを繰り返す感じです。

実際にやってみながら、

その手応えを元に微調整してるんじゃないかなと思います。

 

このタイプはの子は、聞いたことを何でもかんでもペラペラ喋るので、

家庭内のことはリアルタイムで園に筒抜けだったりします。

こちらも家庭内での会話には気をつけてください(笑)

その繰り返す様子が側から見ていてわかりやすいので、

発語が早いと思ったりするんじゃないかなと思います。

大胆好奇心旺盛周りを気にしない等の子に多いような気がします。

発語を促す関わり

無音で生活しているわけではない限り、気にしすぎなくて大丈です。

でもきっと、このブログを読んでくださっている方は

少しでも良い関わりがしたい!

と思う方が多いんじゃないかなと思います。

 

なので少し紹介します!

でも、これをすれば発語が促せるとかそういうものではないので、

あくまでも参考程度にしてくださいね。

ゆっくりはっきり話す

大人でも、ボソボソと早口で話されると聞き取りづらいですよね。

自分がどんな話し方かわからない場合は、

誰かに聞いてもらうか録音して聞いてみてもいいかもしれません。

レベルに合った言葉のシャワー

別にその子の発達度に合っていなくても良いですが、

合っていた方がハマりやすいです。

 

発語がまだの子の場合

擬音語やその子の発音しやすい音が含まれている言葉

赤ちゃん言葉などを普段の話しかけの中に含めてみてください。

【擬音語】

「電車が走ってきたね」

→「電車、ガタンゴトンって走ってきたね」

 

【赤ちゃん言葉】

「ご飯できたよ〜!」

→「ご飯できたよ!マンマだよ〜」

 

【”マ”の発音が多い子】

マンマ・ママ・くま・ただいま・まくら等の言葉を意識的に使ってみる

といった感じです。

一語文が出ている子の場合

その一語文を文章に直して復唱してあげると良いです。

【猫を見つけた時】

子「ワンワン!」

→「〇〇ちゃんの好きな猫ニャーニャー見つけたね」

※否定せずに正しい言葉で返す

否定しないで!

子「ワンワン!」

→「ワンワンじゃなくてニャーニャーでしょ。ニャーニャー。ほら言ってごらん。」

一語文の頃はまだ語彙も少なく単語の示す範囲が広いです。

この例の場合だと、ワンワン=動物って感じです。

アカチャン
アカチャン
ワンワン!

(見つけたよ!みてみて!)

って楽しい気持ちでいるのに、

やっと言えるようになった「ワンワン」を言ってるのに、

否定されたら悲しいですよね。

やる気も失せちゃうかも…

 

しかも、その子は猫を見てるので、犬じゃないことはその子もわかってます

なので否定せずに、正しい言葉で返してあげると良いです。

こちらがわざわざ否定して不快にさせなくても、

子どもは勝手に正しい言葉を覚えていきます

不快の無駄遣いです。(笑)

考えているだろう事柄の代弁

要するに、

”興味のありそうなことを言葉にして聞かせる”ということです。

興味のあることの方が”できるようになりたい”気持ちも大きくなるからです。

【食べることが好きな子の場合】

「このりんご、シャキシャキしてるね。甘くて美味しいね。〇〇ちゃんが好きなりんごだね。」

といった感じです。

歌から入る子もいます

まだあまり言葉が出ないのに、歌はスラスラ歌えちゃう、みたいな子もたまにいます。

リズムと音で覚えているんだろうなぁと思います。

聞き取りやすい早口じゃない歌を歌ってあげるのも良いと思います。

トトロの「さんぽ」

ゴールデンボンバーの「女々しくて」

J-POP等でも良いですが、童謡だと聞き取りやすいものばかりですね!

 

早い曲が全くダメな訳ではありません!

身近な大人が楽しそうにしていることは子どもにとって最良の環境です!

おわりに(一番大事なこと)

いかがでしたか?

3記事に渡って色々と書きましたが、一番大事なのはやはり以下の3つだと思います。

  • 子どもにプレッシャーを与えず、
  • いつも一緒にいる大人がドンと構える姿勢でいて、
  • 子どもの表現を丸ごと受け入れてあげられること

そうすることで、子どもは自由に表現できるようになります!

 

誰だって、いずれ話すようになるんです。

まだ話さない時期なんて、人生のほんの最初の時期だけ

その時期を思う存分堪能して、子どもと一緒に楽しんでくださいね!

 

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あぼ
あぼ

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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ABOUT ME
あぼ
私(あぼ)と夫(しょぼ)と年子男児(さぼ1歳・らぼ0歳)の4人家族。 保育士育休中。 趣味はあつ森と編み物とスノボとウクレレ。