ご時世的に外出自粛が続いて、そろそろ2年が経とうとしていますね。
なかなか以前のように旅行したり遠出したりが出来なくて、
子どもが可哀想だと感じる人も多いのではないでしょうか。
小さい子に関しては、実はそんなことないんです。
では、詳しく書いていきますね。
- 生まれてからずっと、家か近所ばかりで可哀想と思う人
- 小さいうちから色んな経験をさせてあげたいのに出来なくて辛い人
- 小さい子どもはどんな経験をするのがいいのか知りたい人
遠出しなくても可哀想ではない
結論から言いますと、
- コロナ禍以前の生活を覚えていない子
- 3歳未満の子
は、可哀想ではないです!
(コロナ以前の生活を知っている子に我慢させるのは心苦しいです…)
自粛生活が始まってからはまだ2年弱。
自粛生活が始まった頃に生まれた子はそろそろ2歳ですね。
(さぼくんがそうです!)
ということは、3歳未満なので、
月齢的に特に可哀想ではないかな、と思います。
「〜してあげたい」は大人のエゴ
子どもの健やかな成長を願って、「〜してあげたい」と思う親心。
すごくよくわかります。
でも、「〜してあげたい」は大体、大人のエゴであることが多いです。
”子どものやりたいことを叶えてあげたい”以外は、
自分の自己満足かもしれないと思ってください。
キャラクターは好きかもしれない。
けど、安心できる場所で安心できる大人に見守られながら、
そのキャラクターで自由に遊ぶ方がいいかもしれない。
子どもの興味や関心がどの方向に向いているのか、よく観察してみてくださいね。
例えば…
【アンパンマンが好き】
- 本物のアンパンマンが見たい
- アンパンマンのぬいぐるみのお世話をしたい
- アンパンマンの絵本を見たい
- アンパンマンの歌を歌いたい
etc…
同じアンパンマンでも、興味や関心は色んな方向に広がっていますよ。
〜3歳頃までに豊かに積みたい経験
自分だけの世界から少しずつ視野が広がっていく大切な時期
赤ちゃんは、自分と見えるものだけが世界の全てだと思って成長していきます。
その中で、まず親しい大人の存在を認識し、信頼関係が構築され、
信頼している大人越しに世界を見て、世界には色々なものがあることを知っていきます。
まだまだ、
自分からダイレクトに外の世界に進んでいく力はありません。
初めは抱っこされて、自分で1歩を踏み出してみて、怖くなったらUターンして。
その繰り返しで自分の世界を広げていくんですよね。
だから、身近な大人との信頼関係がとっても重要なんです。
もちろん個人差はあります。
人見知りする子もしない子も。
でも「大人に見守られながら少しずつ」は、どの子どもも皆同じです。
”昨日と同じ今日”の中に見つける小さな変化
少しずつ世界を広げて行っている小さな子どもに必要なのは、
ありきたりな日常です。
安心できる場所で、安心できる大人と、いつもと同じ生活サイクルの中で過ごす。
それが安心して生活できる土台となり、
その繰り返しの中で小さな変化を見つけていくことが、
1人で歩いていくことの大切な1歩となります。
小さな変化とは、例えば毎日の散歩の中で
- 昨日は蕾だった花が咲いている
- 今日は昨日より風が強くて寒い
- 昨日はなかった所に水たまりがある
- 今日は大きなトラックが通った
- 公園で知らない子どもが遊んでいる
など…
安心できる環境の中で起こる小さな変化を経験しながら、
少しずつ外の世界でも楽しめるようになっていきます。
子どもは何もかもが初体験の連続ですよね。
大人にとっては何気ない、見過ごしてしまうような日常でも、子どもにとっては全てが新鮮で驚きの連続なんです。
なので、
「毎日同じことの繰り返しで子どもが可哀想なんじゃないか?」
なんて悩まなくても大丈夫です。
むしろ、その繰り返しに意味があるんです。
非日常を楽しめるようになるのは大きくなってから
同じ毎日の中に見つける小さな変化を発見しながら、
少しずつ大きな変化を楽しめるようになっていきます。
でもやはり、生活スタイルが大きく変わってしまうような大きな変化は、
発達に合っているとは言えません。
例えば、
ずり這いができるようになった頃、部屋の中をずっと楽しそうに動いていますよね。
それが、一人歩きできるようになってくると、同じ部屋では物足りずに家中を歩きたがるようになります。
そして歩行が安定すると、外で歩くのも楽しめるようになってきますね。
この段階と一緒で、
楽しめる範囲の”外の世界”も段々と広がっていきます。
逆に言うと、まだ楽しむ段階になっていない遠い世界(=非日常)は、
緊張の連続になってしまいます。
(その時はすごく楽しんでいるように見えるかもしれませんが)
そうやって安心した環境の中から少しずつ外の世界を知り、
少しずつ大人から離れて生活できるようになっていきます。
まとめ
同じ毎日を過ごすことの大切さについて書きましたが、
決してお出かけが悪いことではないです。
記憶に残らなくても、
大きくなってから写真など見返しても楽しいでしょうし、
出先で見たものに興味を示すかもしれませんしね。
私が言いたいことは、お出かけできないからといって、
ってことです!
なので、あまり思い詰めず、
楽しく生活できたらいいなと思うのです!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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