前回の続きです!
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今回は、事例をあげて対応例を具体的に書いてみたいと思います。
でもあくまで”例”なので、これが正解とは思わないでくださいね。
状況・環境・人・発達・体調などによって、起こる事例も関わり方も同じものは1つもありません!
参考程度に読んでもらえたら幸いです。
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ケアの方法
- 被害側の様子を見せながら何をしたのか伝える(客観視)
- 加害側の気持ちを聞く(受け止める)
- 加害以外の方法を教える(手段)
- 被害者の様子を伝える(再確認)
- 謝る方法を教える(無理強いしない)
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加害のパターン
- かまって欲しいパターン
- 遊びたいパターン
- 相手のものが欲しいパターン
- ”やめて!”のパターン
- やきもちのパターン
- 噛んでしまったパターン
- 未遂で終わったパターン
①かまって欲しい・②遊びたい事例(我が家の場合)
我が家の事例を紹介します。
さーくんは、らっくんと1対1のときは滅多に加害しないけど、
さーくんが私に何かしてほしいのに、
私がらっくんから手と目を離さないときに攻撃していることが多いです。
毎回同じパターン。
なので、
【阻止できたパターン】
【阻止できなかったパターン】
叩いたら痛いよ〜見て、らぼくん泣いてる。痛いって。(さぼ”やば”って顔になる)
叩いたら痛いんだよ〜ごめんね〜だね(らぼの頭撫でながら。さぼは膝の上)
抱っこが良かったの?じゃあママ抱っこ〜って言ってね。(言いながら抱っこする)
らぼくんごめんね〜だね。(らぼの痛かった場所を撫でる)
という感じです。
共感とゴメンネが順番逆ですが、
子どもの様子見て共感がいちばん大事そうなら先に、と臨機応変で大丈夫です。
面白がっていたり、暇を持て余して叩いてる時もたまにありますが、
そういう時以外は謝るのを強要してません。
でも、さぼくんはなんだかんだごめんねしてますね…。
③相手のものが欲しい・④”やめて”の事例
ワタシ1歳8ヶ月。ボク1歳8ヶ月。
ワタシちゃんは、ボクくんと一緒におままごとで遊んでいた。
すると、ボクくんがキッチンでお鍋を使ってお料理をし始めた。
目の前にあるフライパンを手に、キッチンへ向かうワタシちゃん。
ボクくんは、ワタシちゃんを無視してお料理に専念しているけど、背後で泣いているワタシちゃんを少し意識しているように見える。
ワタシちゃんは泣いているだけで状況がわからない。
パパさんはワタシちゃんを抱っこして泣き止むのを待っている。
ワタシちゃんが落ち着いてくると、
ボクくんが作った料理を見せてくれた。キッチンは一瞬誰もいなくなった。
その隙に、ワタシちゃんは”ワタシの場所!”とでも言うようにキッチンへ素早く移動する。
それに気づいたボクくん、急いで戻り、キッチンを使おうとしているワタシちゃんを押す。
ボクくん、見て?ワタシちゃん泣いてるね。
そういう時は「やめて」って言おうね。押したらほら、ワタシちゃん痛いって泣いてるよ。(ワタシちゃんの真似で泣きそうな表情を作る)
でも、急に入ってきたらボクくんびっくりだって。そういう時は、「かーしーて」だよ。
すごーーーーくよくあるパターンです。
ボクくんは、最初は無視していたし、最終的に謝ってもいません。
でも、最初は無視していたものの、少しワタシちゃんを気にかけている様子でした。
きっと、
ワタシちゃんを泣かせてしまった・泣かせるつもりはなかったのに。
でもここはボクが使ってたんだ!!という葛藤
があったのかもしれません。
返事はしていませんが、パパさんの話を聞いているうちに、
ワタシちゃんの様子を見るボクくんには、少なからず心境の変化があったと思います。
ここで頭ごなしに怒っていたら、
ボクくんは「ここはボクのだ!!」と、頑として譲りたくない心境に変わってしまっていたかもしれません。
パパさんがボクくんの気持ちに寄り添ってくれたから、
ボクくんはワタシちゃんの気持ちに気づくことができたのだと思います。
⑥噛もうとしたけど・⑦未遂で終わった事例
meちゃん2歳3ヶ月。最近、二語文が増えてきた。
meちゃんがパズルで遊んでいると、ボクくんがmeちゃんの近くに座ってmeちゃんがパズルをする様子を見ていた。
meちゃんがパズルでわからないところがあると、ボクくんが教えてあげている様子。
しかし段々、ボクくん自身がパズルをする形になってきてしまい、meちゃんはモヤモヤが溜まっていた。
そして、ボクくんがmeちゃんの近くにあるパズルのピースを取ろうとした時。meちゃんの口が開いた。
止められて噛めなかったver.
meちゃんがやっていたパズルにボクくんが参加し、2人でやり始めたところから注意して見ていた保育士さん。
meちゃんの口が開いた瞬間、サッと抱き寄せる。
そうだね。元々meちゃんがやっていたパズルだよね。
そういう時は「meちゃんのだよ、返して」って言うんだよ〜。
ボクくん、これmeちゃんのパズルなんだって。
(やり続ける)
ボクくん、meちゃん自分でパズルやりたいんだって。手伝ってくれてありがとう。先生と一緒にこっちのパズルやってみよう!
保育士さんは、噛もうとしたmeちゃんをサッと止めましたが、
噛んだわけでは無かったので特にそのことには触れませんでした。
噛んではいないので、もちろん怒る必要はありませんし、
保育士さんのように双方の気持ちの受け止めと代弁、正しい関わりの見本を見せてあげるので十分だと思います。
自ら我慢したver.
開きかけた口をまた閉じたmeちゃん。
一部始終を見ていた保育士が近づく。
じゃあボクくんに返してって言ってみようか?
自ら噛むのをやめたmeちゃん。
これは、本当にすごいことです。
噛むのをやめてもいいことがなかったら、
噛んだほうがいいじゃん!
と思ってまた噛むようになってしまうかもしれません。
大袈裟すぎるくらい、沢山褒めてあげてください。
まとめー気をつけたいポイントー
色々な関わり方があるので、あくまでも参考程度にしてくださいね。
そしてもちろん、書いてきた通りにできない時もあります。
完璧な人間なんていないので、気にしなくて大丈夫ですよ!
- 頭ごなしにダメと言わない
- 人格否定をしない
- 過去を掘り返さない
これを踏まえていれば大丈夫です!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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hatugo2/