保育士の育児応援ブログ
あした星
1歳

トイレトレーニング①【1歳〜4歳頃】〜排泄の自立〜

あぼ
あぼ
こんにちは、あぼです!

今回はトイレトレーニングについてです。

 

ママ
ママ
トイレトレーニング、そろそろ始めないと…
パパ
パパ
でもやり方がわからない…
オトウチャン
オトウチャン
そもそもいつから始めたらいいの??

 

と感じている方、ぜひ読んでみてください!

 

子どもの発語について①〜発語の目安〜子どもの発語時期と発語定義について...

排泄の自立

尿意を感じたら、トイレまで行って用を足す。

 

簡単なことに見えますが、

実は色々な力が育っていないと難しいことなんです。

なので、早く始めれば早く自立するというわけでもありません。

 

「トイレトレーニング」って言葉、よく耳にしますよね。

排泄の自立=”トレーニング”しなきゃいけないと思っていませんか?

 

「トイレトレーニング」、言葉がそもそも良くないと私は思っています。

排泄機能の成長に合わせて、

自立できるように促す

くらいの表現がちょうど良いと思います。

 

(でも、代わりの良い言葉が見つからないので「トイレトレーニング」と書いています)

 

ところで、昔は1歳8ヶ月くらいでおむつが外れていたらしいです。

びっくりですよね。

逆に言えば、そのくらいの月齢でできる子もいるということです。

 

保育園で見ていると、だいたい2歳半〜3歳半くらいまでに自立していく子が多いような気がしますが、

4〜5歳頃まで難しい子も全然います。

 

歯の生え始め言葉の出始め個人差が大きかったように、

排泄に関しても個人差がすごく大きいです。

 

排泄のしくみ(書籍から)

  • 生まれたばかりの頃は反射的に排泄をしている
  • 膀胱にためられるようになってくると、まとめて排泄するようになる
  • 自分の意思(脳のコントロール)で排泄できるようになるまで、生後2〜3年かかる

と書いてあります。

 

赤ちゃんの頃は反射的に排泄をしていたのが、

意思で排泄できるようになってくるんですね!

成長ってすごいですね〜!!

 

なので、排泄の自立って、”トレーニング”するものではなく

身体と脳の機能が成長すること

なんです!!

 

排泄の自立に必要な4つの力

排泄の自立には、身体の成長が不可欠です。

A.自ら座り踏ん張る力(身体)
B.ある程度、膀胱にためられる力(身体)
C.”トイレでする”を理解する力(脳)
D.やる気(脳)

このうち、どれが欠けていても排泄の自立はできません

なので、

オカアチャン
オカアチャン
周りの子はできているのにうちの子はまだできない!

と焦る必要はないんですよ。

成長のスピードは人それぞれですし、

いずれは必ずトイレで用を足せるようになるので心配しなくて大丈夫です!

 

身体の成長

A.自ら座り踏ん張る力

歩行が安定して、自分で歩いてトイレに跨がれるようになること

だいたい1歳過ぎ〜1歳半頃が目安です。(個人差あります)

 

1人で跨がれるようになったら、トイレ(おまる)に慣れる目的で、

おむつ替えの時に座らせてみても良いと思います。

跨った時、足がしっかり床につく高さが最適です。

ご飯を食べるときも同じですが、

足が床についていないとうまく踏ん張れなくて、出るものも出なくなるみたいです。

 

B.ある程度、膀胱にためられる力

だいたいの排尿間隔の目安は、1時間です。

前章の排泄のしくみでも書きましたが、

赤ちゃんのうちは膀胱に少し溜まったらすぐに排出しているんですよね。

それが、成長と共に少しずつ膀胱も大きくなり、尿を溜められるようになってきます。

 

1時間でていないことが増えてくれば、

1時間ごとにトイレに誘ってみても良いかもしれません。

 

こちらはかなり個人差が大きく

2歳になる前にだいぶ間隔が開いている子もいれば、

3歳過ぎてもなかなか間隔が開かない子もいます。

 

脳の成長

C.”トイレでする”を理解する力

自立歩行ができるようになって、排尿間隔が開いてきても、

「トイレでおしっこをする」

と理解できていなければ、排泄の自立は難しいです。

だいたい2歳前後になれば、

大人との簡単なコミュニケーションもできるようになり(言葉の有無を問わず)、

トイレで用を足すこともなんとなく理解できるようになっていると思います。

 

D.やる気

トイレトレーニング(排泄の自立)は、

本人のやる気が1番大きく影響します

もう身体の機能は自立できる段階にあるのに、

本人のやる気が出なくて(または必要性を感じてなくて)

全然トイレトレーニングが進まない…

なんてこともよくあります。

 

こればかりは、本人が必要性を感じてやる気が出るのを待つしかないですよね。

 

  • 友達やきょうだいがトイレでしているのを見た
  • 何度か失敗して、不快な思いをしたり

すると、やる気が出る子が多いように感じます。

 

やる気(興味)が出た時が成長の時!

大人が焦ると、それが伝わってかえって難しくなったりします。

ゆっくり見守ってあげてくださいね。

 

書籍から

排泄の自立に向けてトレーニングを始めるには、身体の準備が整っているかどうかを知ることが大切です。

  1. 歩行ができること
  2. 言葉を理解できるようになること
  3. 間隔が2時間近くあくときがあること

①【歩行ができること】

=膀胱におしっこが溜まったことを感じるようになる

らしいです。

そんな目安があるのですね!面白い!!

 

③【間隔が2時間近くあくときがあること】

  • 沢山溜められるようになってきたことを意味する
  • 毎回2時間でなくてもいい
  • 個人差があるので、その子の間隔をつかむことが大切

やはり、間隔が開いてくることが大事なんですよね。

そして、それを大人が把握することも排泄の自立への1歩です。

書籍紹介

今回参考にした書籍は、保育士向けの本です。

しかし子どもの発達についてもわかりやすく簡潔に書かれているので、

気になる方は覗いてみてください!

 

↓今回、参考にしたのはこちらの本↓

 

↓改訂版も出ているみたいです↓

 

まとめ

排泄のしくみと自立について書きましたが、

排泄の自立って本当に個人差がすごく大きいです。

子の性格、発育、環境、体調など、あらゆる物事が重なり合っているので、

  • 早く始めたから早く自立した!
  • 始めるのが遅かったから自立が遅かった…

とは言えません。

大事なのは、

  • その子のタイミングを見つけて
  • その子に合った関わりをする

ことかなと思います。

 

次回は、

トイレトレーニングの方法と援助のポイント

について書きます!!

 

 

あぼ
あぼ

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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私(あぼ)と夫(しょぼ)と年子男児(さぼ1歳・らぼ0歳)の4人家族。 保育士育休中。 趣味はあつ森と編み物とスノボとウクレレ。